稽古スケジュールと講師

通常の劇団との違い

通常の劇団と違い、ボイストレーニングレッスン(声楽レッスン)はマンツーマンで行います。
他団体への出演やオーディション受験、事務所所属に関しては、劇団の活動に支障が出ない限り制限はありません。
「レチラボ」で多くを学んで、第一線でも活躍して欲しいと考えています。

また、多くの劇団員が困る、「アルバイトと稽古の両立」という点を解決するために、関連会社から不定期・単発の仕事を紹介できるシステムを作っています。
稽古の支障にならないように、けれども生活していく上で必要なお金を得るために、サポートする体制を整えています。

舞台に出るために何が必要なのかを学ぶ

自分の技術を磨く研鑽の場「レチラボ」で、声楽(歌)、ダンス、芝居、などミュージカルに必要なすべてのことをレッスンしながら、舞台に立つために、役を勝ち取るために、何が必要なのかを学び成長していってください。

確かな講師陣〜現役ミュージカル俳優に教わる優位性〜

多くのミュージカル劇団や養成所では、その劇団出身の俳優が講師を努めます。一つの劇団を経験して、一つの劇団の指導者になるわけです。「レチラボ」では様々な劇団の出身者、そして現役でミュージカル俳優を続けている人材を講師に迎えています。
めまぐるしく変わって行くミュージカル業界の中で、現役で舞台に立つ人たちが講師につくというのは非常に心強いことです。
「レチラボ」が講師を現役俳優にこだわる理由は変化の激しいミュージカル界の中で生きた情報を元に劇団員をレッスンすることが出来るからです。また、先生同士のコミュニケーションが取れているのでサポート体制がバッチリ。劇団員が本当に悩んでいることを一緒に解決したいという先生を揃えています。現役ミュージカル俳優だからこそ答えられる悩みを「レチラボ」なら一緒に解決していく事ができます。

ボイストレーニング(声楽レッスン)はマンツーマンレッスン

また、ほとんどの養成所や劇団では声楽レッスンをグループでレッスンしますが、グループレッスンではなかなか個人個人の歌のスキルは上達しません。
声楽レッスンをグループレッスンで行うことはとても危険です。楽しく歌を歌いましょう、というだけなのなら良いのですが、個人個人の欠点や良い点を確かめながら正しく歌えるようになるためには、必ず個人レッスンが必要です。発声のクセ、発音のクセ、体の使い方のクセ、息の継ぎ方のクセ、それらを見極めて、正しい歌唱法へと導いて行くにはしっかりと1対1で向かい合ってレッスンする事が大切です。
「レチラボ」の声楽レッスンはマンツーマンの個人レッスンが基本です。個人のスキルを十分に高めながら、ダンスと芝居というミュージカルに必要不可欠なレッスンも同時に受ける事ができます。

コレペティトールレッスン

コレペティトールとは音楽を作り上げるレッスンをする人のことを言います。
日本ではボーカルトレーニングは一人の先生が行う事が多いですが、完全分業制の欧米では声を作るボーカルトレーナーと音楽を作るコレペティトールがそれぞれ声と音楽の観点から歌を作り上げていきます。
このコレペティトールレッスンを受けているかどうかで、音楽から役の感情やシーンの役割などを汲み取る力は格段に違ってきます。
オペラなどではコレペティトールレッスンを受けるのはほぼ当たり前のこととなってきていますが、ミュージカル業界でこのレッスンを取り入れているところはほんの一握りといって良いでしょう。
「レチラボ」では、このコレペティトールレッスンを積極的に取り入れ、舞台で通用するミュージカル俳優を育てていきます。

「レチラボ」なら夢が実現できる

ミュージカル俳優も、一つの劇団に所属し続けその劇団の作品だけに出る、という時代ではなくなりました。作品ごとにオーディションを募る大きな公演も多いですし、大きな舞台に立つチャンスは昔に比べてずっと多くなっています。それだけに、その舞台の役を掴むという小さな椅子を何人もの人で奪い合うことになってしまいました。

その流れの中で見失われてきているのが、「自分たちの劇団、自分たちの作品を愛して大切にしていく」という「劇団員」としてのあり方です。

自分たちの劇団や自分たちの作品に対して真摯に向き合い、常に向上心を持って自分を磨き続ける事ができる人が、大きな舞台のオーディションを受けた時に少い椅子に座る権利を勝ち取る事ができるのです。

「レチラボ」は、ミュージカル俳優に憧れるすべての人に門戸を開いています。ミュージカル俳優に必要なことすべてを学べる劇団であり、自分の夢に向かってチャレンジしていく人たちを応援し続けます。そういう人たちの「拠点」であり「故郷」である劇団でありたいと思っています。

2020年4月開講 第1期生になりませんか?

稽古レッスンのスケジュール(例)です。

講師紹介

野上結美

武蔵野音楽大学声楽科を総代にて卒業。
二期会オペラ研修所を修了後、岡村喬生演出NPOみんなのオペラ「魔笛」にて夜の女王役でオペラデビュー。
読売交響楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニーとの共演、その他多数のコンサートに出演。
近年では、箏やダンサー、DJとのコラボレーション、CMなどの挿入歌など、独創的なステージワークスにも取り組んでいる。ヴォイストレーナーとしても定評があり、坂東玉三郎氏が芸術監督を務める太鼓芸能集団「鼓童」のメンバー及び研修生の歌の指導を担当。
その他アイドルグループやJpopグループなど指導。 二期会会員。

片山千穂

昭和音楽大学ミュージカルコース
音楽座ミュージカル/Rカンパニー
を経てフリーランス
出演作は『マドモアゼル・モーツァルト』『泣かないで』
未國ミュージカル
『いのちてんでんこ』雪役
現在、桐朋学園芸術短期大学にてアシスタント・振付師としてミュージカルコースの非常勤講師を務める。ジャズダンス・ミュージカル唱法・ミュージカルトレーニングの授業を担当。

今宮多力香

日本女子体育短期大学舞踊専攻卒業後、ミュージカルカンパニー・イッツ・フォーリーズに所属。
在団中は多数の作品に出演の他、ミュージカルワークショップやダンスワークショップの講師も務める。

【主な出演】
ミュージカルカンパニー・イッツ・フォーリーズ:『女たちのジハード』『ルドルフとイッパイアッテナ』他多数
日生劇場:『辰之助の走れメロス』
池袋サンシャイン劇場:『美少女戦士セーラームーン〜決戦/トランシルバニアの森〜改定版』
東宝ミュージカル:『42nd Street』『エリザベート』『モーツァルト!』
CM:『AC 公共広告機構』サウンドロゴ

大野真由美

私立上野学園大学短期大学部音楽科声楽専門卒業。声楽を島村光、金井美代子各氏に師事。中学校から短期大学までの8年間、音楽科に在学。卒業演奏会等コンサートに多数出演。卒業後、伊藤事務所に所属し、ミュージカルを中心に舞台俳優として活躍。
高校生の頃からミュージカルスクールへ通い、大学卒業と同時にミュージカルの世界へ。
事務所を経て劇団へ所属し、メインキャストとして20作品以上に出演。
現在ミュージカルボイストレーナー、劇団Castalia(カスタリア)演出・脚本・振付等、指導者として活動する傍ら、ミュージカル出身者で結成したボーカルユニット「Voicefull」の音楽リーダーとして、ライブやコンサートにも多数出演。
夢の島熱帯植物館ウィークエンドコンサート2017年度優秀演奏者賞受賞。

サキ(ダンス)

清水りえ(ダンス)

5歳からクラシックバレエ、ジャズダンス、TAPダンスを始め、子役としてミュージカルに出演。
その後HIPHOPやWAACKと出会い、
さらにDanceを学ぶため大学在学中に単身留学。
大学卒業後はDancerとして活動し、
SMAP、HKT48、TEE、玉置成実、℃-ute等アーティストのバックアップやミュージカルの振付を行う。
海外アーティストではKat Deluna日本ツアーのフロントアクトに出演。
ダンスインストラクターとしても活動するなか、腰椎ヘルニアを患ったことをきっかけに体の勉強もはじめ骨盤調整資格であるピルビスワーク1級を取得。
現在はダンスインストラクターだけでなくピルビスワーカーとして骨盤の歪み調整、肩凝り腰痛など日常的な体の不調を緩和するストレッチやエクササイズのインストラクターとしても活動中。