芸術もビジネスという考え

芸術=プライスレスというのは、ある意味で合っていて、ある意味で間違っています。
私たちには、プライスレスだと感じていただけるようなものを提供する義務はあります。値段がないのではなく、チケット代金以上の値段をどれだけ出しても足りないほど価値があるもの、という意味での義務です。全てが0円という意味ではありません。

昔から「役者は貧乏、食べられない職業」というイメージがあります。
確かに、役者だけで生活が出来ている人はけして多くはありません。
どこか、芸術とビジネスをイコールで考えてはいけないという固定概念が、自らの首を絞めていると
芸術=プライスレスというのは、ある意味で合っていて、ある意味で間違っています。
私たちには、プライスレスだと感じていただけるようなものを提供する義務はあります。値段がないのではなく、チケット代金以上の値段をどれだけ出しても足りないほど価値があるもの、という意味での義務です。全てが0円という意味ではありません。
「お金を払わなくてもこんな良いものが観られる」ではモチベーションも上がらず、職業としても成立しません。
お客様から代金を頂かないということは、いつまでも自分たちで費用を出しているということになり、それが「役者は貧乏、食べられない職業」に繋がっているのです。

その負の連鎖を打破するため、ビジネス的な観点から考える講座も取り入れ、まずは役者自身がビジネスであることを理解し、お客様を呼べるようになることも役者の仕事の一つであると認識していけるよう、取り組んでいきます。