芸術もビジネスという考え

芸術=プライスレスというのは、ある意味で合っていて、ある意味で間違っています。
私たちには、プライスレスだと感じていただけるようなものを提供する義務はあります。値段がないのではなく、チケット代金以上の値段をどれだけ出しても足りないほど価値があるもの、という意味での義務です。全てが0円という意味ではありません。

昔から「役者は貧乏、食べられない職業」というイメージがあります。
確かに、役者だけで生活が出来ている人はけして多くはありません。
どこか、芸術とビジネスをイコールで考えてはいけないという固定概念が、自らの首を絞めていると
芸術=プライスレスというのは、ある意味で合っていて、ある意味で間違っています。
私たちには、プライスレスだと感じていただけるようなものを提供する義務はあります。値段がないのではなく、チケット代金以上の値段をどれだけ出しても足りないほど価値があるもの、という意味での義務です。全てが0円という意味ではありません。
「お金を払わなくてもこんな良いものが観られる」ではモチベーションも上がらず、職業としても成立しません。
お客様から代金を頂かないということは、いつまでも自分たちで費用を出しているということになり、それが「役者は貧乏、食べられない職業」に繋がっているのです。

その負の連鎖を打破するため、ビジネス的な観点から考える講座も取り入れ、まずは役者自身がビジネスであることを理解し、お客様を呼べるようになることも役者の仕事の一つであると認識していけるよう、取り組んでいきます。

どんな人材を求めているか

和製オリジナルミュージカル、日本語のためのミュージカルを愛することが出来る方

和製オリジナルミュージカル、日本語のためのミュージカルを愛することが出来る方

誰もが、ミュージカルと言えばブロードウェイ作品を思い浮かべると思います。
現在の有名な日本のミュージカルは、ブロードウェイ作品を輸入し日本語歌詞に変えて上演しているものがほとんどです。
当然作品はどれも素晴らしく、そのため多くのお客様の目に触れる機会も増え、ミュージカルという舞台芸術が日本にもかなり浸透してきた感触があります。

しかし、第一線で活躍しているミュージカル俳優たちが憧れ、その道を目指すきっかけになった作品は海外の作品だけではありません。
日本語による台詞とミュージカルナンバー、日本の風土と価値観にあったオリジナル作品にも高い評価を受けた作品がたくさんあります。
ブロードウェイ作品の影に隠れ、なかなか日本のオリジナルミュージカルの良さに触れる機会がないことが、非常に残念でもあります。

recilavo公演写真4

そこで、ミュージカルという舞台芸術が認知されてきている今だからこそ、和製ミュージカルの良さももっと知っていただきたいと考え、オリジナルミュージカルを日本に広めるため劇団を旗揚げすることにしました。
しかし、いくら良い作品であっても、優れたミュージカル俳優がいなければお客様に舞台を観ていたくことが出来ません。
共にオリジナルミュージカルを広めるために作品を愛し、第一期生として劇団を盛り上げ、ミュージカルという職業に誇りと情熱を持って精進することの出来る人材を募集します。